ドルチェ&ガッバーナ

DOLCE&GABBANA

DOLCE&GABBANA(ドルチェ&ガッバーナ)の歴史は、天才的な才能を持つ2人の若者が出会ったことから始まります。
その名はドメニコ・ドルチェ、そしてステファノ・ガッバーナです。

ドメニコは、1958年にパレルモのポリッツィ・ジェネローザに生まれ、幼少の頃よりシチリアで小さな仕立て工場を経営する父の家業を手伝っていました。
しかし、田舎の暮らしに限界を感じていた彼は18歳のときにミラノのグラフィックデザインを学ぶために移り住みます。
ステファノは、1962年にミラノに生まれ、グラフィックアートを学んだ後、ファッション業界へ転向します。

こんな2人が巡りあったのは、ドメニコが移り住んだミラノの同じデザインスタジオで働いたことで、ドメニコが22歳、ステファノが19歳のときでした。
ステファノの方が年下ですが、デザインスタジオではステファノの方が先輩だったのでドメニコにデザインについて何でも教えるような間柄となりました。

しかし、ドメニコがデザインスタジオで働きだしてすぐに18ヶ月の兵役につくことになり、しばらく職を離れることになります。
そして1982年にドメニコが兵役から戻ったのを機に2人でミラノにオフィスを構え、1985年に大きなチャンスを掴むことになったのです。
それは、今後の活躍が期待される新進気鋭のデザイナー3組のうちのひとつに選ばれ、ミラノの公式コレクションに参加することができたことです。

このコレクションの成功によって、ドルチェ&ガッバーナを立ち上げ、ファッション業界の異端児として注目の存在へと駆け上がっていくのです。